ある程度のお金が必要
就活にはお金がかかります。履歴書の写真、会社までの交通費、スーツも必要です。節約するにしても事前にアルバイトなどである程度は用意しておかないと、兵糧不足で戦線離脱になりかねません。
会社訪問や試験のときは、スーツ、ワイシャツ、ネクタイ、靴、鞄が必要です。安いものでよいです。新しいものでなくてもよいです。高価なのは避けるべきと思います。
就活モードへの転換
厳しい部活で鍛えられた人は別ですが、多くの人は友達同士での気楽な会話に慣れていると思います。お辞儀の仕方、敬語の使い方、他社への入り方などを勉強しておくべきです。
それから、面接対策にもなりますが、相手の目を見て話す練習、背筋を伸ばす練習、大きな声で話す練習が必要です。これに気をつかわずに損をする人が多すぎます。
普段不摂生で寝不足がちの生活をしていると顔色が悪くなるものです。顔色は少しの期間ではなかなか治りません。
準備活動の一つだと思って、早い段階から睡眠を十分とり、酒を控えるなど規則正しい生活リズムを作るべきです。タバコはニオイが残るので嫌われることが多いです。できれば禁煙を勧めます。
エントリーシートなどの準備
エントリーシートや履歴書は、何も準備をしないでいきなり書いてもうまくないでしょう。どんなことを書かなければならないのかをネットで調べて、自分をしっかりアピールするために、どういう文章が良いか、早めに草案を作っておきましょう。
また、面接などで聞かれそうなことを想定して、どう答えるか用意しておくべきです。自分だけの想定問答集です。これもいろいろな予想質問をネットで調べることができるので準備しましょう。
参考書に書いてあるような誰でも答えるありきたりのものでは、自分を目立たせることができません。採用選考は競争です。
一定のレベルがあれば合格するというものではなく、多くの応募者の中から10人採るのであれば、基本的には順番をつけて上から10人採るのです。他の人と比較して抜きんでている必要はないけれど、他の人よりわずかでも優れていると思わせなければならないのです。大いに頭をしぼって、ウソを交えず、少し飾って、自分の言葉で語れる文章を考えましょう。
この段階で準備した想定問答は、実践の中で修正していきますが、修正のポイントはより自分らしい物言いにすることです。
無理がない、自然体のやり取りを会得すると、実際に入社してからもいろいろな場面で役に立ちます。
会社研究
企業・業界研究が大事です。ただ、今は隆盛を誇っている業界でも、何十年と繁栄が続くとは限りません。盤石に見える大企業も、いつどうなるか分かりません。
あなたが選んだ会社の盛衰はあなた一人の力ではどうにもなりません。一番大きい要素は「運」です。では、なぜ企業・業界研究をするかといえば、すでに衰退に入っている業界、みかけはでかいが内容は隙間風が吹いている企業が数多くあるからです。いろいろと勉強してハズレクジを引かないように頑張りましょう。また、一生懸命研究すると、その成果は面接にでます。