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内定が出てからの流れ

内定通知から出社まで

内定の通知を受けてからの流れは次のようになります。

内定通知がある

採用を受諾する(口頭で「ありがとうございます。よろしくお願いします」というのが受諾です。)

入社確約書などの書面提出を求められた場合は速やかに提出しましょう。

指定された日に会社に行く(入社手続きの説明があります)

入社日に出社する
・労働条件の説明がある
・指示された書類を提出する
・健康保険証や制服、名刺などを受け取る

入社手続き

提出する書類

次のような書類を会社に提出します。(会社によって相違があります)
□ 自筆の履歴書(最近の写真を貼付する)
□ 住民票記載事項の証明書
□ 身元保証書 ※1
□ 誓約書
□ 各種免許証の写し
□ 年金手帳 ※2
□ 前職のある人は、源泉徴収票 ※3
□ 前職のある人は、雇用保険被保険者証 ※4
□ 給与所得者の扶養控除等申告書 ※5
□ 扶養家族がある人は健康保険被扶養者届
□ 給与振り込み先指定届
□ 通勤届・通勤経路図

※1 身元保証人
ほとんどの会社で身元保証人が必要です。親一人でよい場合もありますが、親以外のもう一名を求められる場合もあります。身元保証人がいなければ採用取り消しになることもあるので、就職活動に入る前に親戚か知人に頼んでおきましょう。

※2 源泉徴収票
途中入社の場合は、その年に前の会社から給料をもらっていれば、その会社から源泉徴収票をもらって今度の会社に提出します。前の会社の源泉徴収票を提出すれば、年末調整で税金が戻るかもしれません。

※3 年金手帳
社会保険の手続きをします。以前に社会保険に加入している場合は、「年金手帳」を提出してください。
1.採用日付で健康保険厚生年金雇用保険労災保険に加入します。
2.健康保険料は翌月の給料より天引きされます。
3.厚生年金料も翌月の給料より天引されます。
4.家族の健康保険の扶養家族となっていた方は、その解除手続きをとってください。

※4 雇用保険被保険者証
雇用保険の手続きをします。以前に雇用保険に加入している場合は「雇用保険の被保険者証」を提出してください。雇用保険料は当月の給料から天引が始まります。

※5 扶養控除等申告書
給与所得者の扶養控除等申告書を渡されるので記載して提出します。給与等の所得に対して、所得税と住民税が課税されます。
1.所得税は、毎月の給料から天引きされます。
2.住民税は、本年1月〜12月の収入に対して翌年6月より課税されます。したがって、前年度に収入がなかった人は住民税を引かれません。

交付される書類等

□ 労働条件通知書
□ 社員証、バッチ、名刺、制服など
□ 健康保険証 ※6
□ 年金手帳
□ 雇用保険被保険者証

※6 健康保険証
採用されても健康保険証がくるまで時間がかかります。協会けんぽのホームページでは、「日本年金機構に届け出後、保険証が届くまで約2週間」、「繁忙期は除く」となっています。
会社の事務処理が遅れればもっとかかり、1ヶ月かかったという話しも聞きます。
保険証がないと診療を受けられないということはありませんが、窓口で全額払わなければなりません。法律上は入社日から被保険者になっているのに、手元にカードがないと被保険者として扱ってもらえないのです。
どうすればよいかと言えば、2つの方法があります。
①会社に頼んで、年金事務所で「被保険者資格証明書」を発行してもらう方法があります。正規の保険証ではありませんが、これを病院の窓口に出すと3割負担で診療が受けられます
②お金に余裕があればとりあえず10割負担で払っておきます。
保険証が届いたら協会けんぽに「健康保険療養費支給申請書」を提出して請求します。この手続きは会社に関係ないので、自分で、協会けんぽのホームページから用紙をダウンロードして郵送します。後日7割分が戻ってきます。

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