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結婚披露宴の流れを知っておこう

結婚披露宴とは

親戚・知人・友人らを招いて結婚を報告する宴会を結婚披露宴、又は結婚披露パーティーなどと言います。

これを結婚式ということもありますが、通常、結婚式は結婚を成立させる儀式のことなので、結婚式と結婚披露宴は別のものだと考えた方がよいでしょう。

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結婚披露宴は結婚式の後に引き続いて行うのが一般的です。神殿を備えているホテルや、神社に近接している会館などは、結婚式と披露宴を連続して行うのに便利です。

比較的少人数の披露パーティーはレストランなどで行うことがあります。

また、結婚式のやり方を神式などの宗教的な形にこだわらないのであれば、結婚披露宴会場の選択の幅が広がります。

結婚披露宴の費用

会場の選択、料理の選択、その他の要素によりますが、最低限、出席者×1万円はかかります。

披露宴の費用は双方が半分ずつ出す、出席者の割合で分担するなどの方法がありますが、双方話し合って決めます。

また、披露宴では参加者からお祝い金として「ご祝儀」を頂くのが一般的で、これを費用の一部にあてることができます。

北海道などでは、会費制の披露宴も行われています。

新郎新婦の衣装

最初は結婚式の衣裳のまま出て、お色直しで少し華やかな衣装に着替えることが多いです。

結婚式場で小物も含めてレンタルすることが多いです。下の例は一般的なものです。

和装の新郎

着物に紋付きの羽織、袴は黒か茶の縞の仙台平、半襟や草履の鼻緒などの小物は白にします。

和装の新婦

白無垢を着て、文金高島田に櫛(くし)、笄(こうがい)です。白無垢の代わりに色打ち掛けを着ることもあります。お色直しには振袖を着ます。

洋装の新郎

昼は黒のモーニングコート、夜は燕尾服かタキシードです。白の手袋をもち、左襟に花嫁のブーケと同じブートニアをつけます。お色直しには色柄のタキシードやスペンサージャケットです。

洋装の新婦

白のウエディングドレスを着て、ヘッドドレスをつけ、ブーケをもちます。お色直しは昼はアフタヌーンドレス、夜はイブニングドレスがよいでしょう。

結婚披露宴の流れ

結婚披露宴に要する時間はだいたい2時間半から3時間ほどです。

どのような流れにするかは、会場のスタッフの助言を得て双方が話し合って決めますが、一般的な流れを紹介します。

新郎新婦入場

仲人による新郎新婦紹介

主賓祝辞(新郎新婦双方から1人ずつ)

乾杯

料理提供

ケーキ入刀

歓談

新婦中座・新郎中座

プロフィールムービー

新郎新婦再入場

余興

キャンドルサービス

新婦から両親への手紙

両親へのギフト贈呈

両家代表謝辞

新郎新婦退場

お見送り

どのような形で行うかは本人達次第です。

結婚披露宴の引き出物

参列者からいただいたご祝儀のお礼として、両家から渡す記念品を引き出物といいます。

少し昔は、紅白の餅に鰹節を添えて折箱に入れたものが出され、加えて当日の料理を持ち帰る程度でした。一時、引き出物を豪華にする傾向が見られましたが、最近は落ち着いてきて、記念品とお菓子のセットという簡単なものが多いようです。

結婚披露宴の係

結婚披露宴は、会場のスタッフがいろいろと取り仕切ってくれますが、その他のスタッフも必要です。

世話人

会場の打ち合わせや両家との打ち合わせをする役割ですが、今は、人に依頼せず、当人たちが直接行うのが一般的です。

司会者

披露宴は司会者次第と言われるほど重要な役割です。今はプロの司会者に頼むことが多く、それもホテル等から手配してもらうことが多いです。

司会者のなかには、よかれと思ってのことですが、場を盛り上げようとして新郎新婦や親族の予想外の進め方をすることがあります。事前の打ち合わせの際に、気になることがあれば遠慮せずにきちんと注文をつけておきましょう。

受付

双方から数人ずつ出すのが一般的です。ご祝儀を受け取り、プログラムを渡す係です。多額の現金を保管する大事な役目です。

撮影係

ビデオやスナップ写真を担当する係です。披露宴会場が紹介する写真店に依頼することが多いようです。

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