計画的付与とは
計画的付与というのは、有給休暇をとる日を計画的に決めることです。
本来はリフレッシュのための有給休暇ですから、自分の休みたい日に休めばよいのです。しかし現実には、有給休暇をとりにくい会社も多いので、ほぼ強制的に有給休暇を消化させればよいだろう、と考えられた制度です。
労使協定が必要ですから、反対する人が過半数いれば実施することができません。
また、合意があったとしても、有給休暇全部を計画的付与にすることはできません。それぞれの持っている有給休暇のうち5日を除いた残りの日数が計画的付与の対象になります。
計画的付与制度のやり方
1.一定の日に全員が計画的付与をする
その事業所は休業となります。本来の夏季休業等に計画的付与を追加して長期の休暇をとることができます。
2.班・グループ別の交替制で付与する
半分とか3分の1の社員は出社して業務を行います。連続休業日を実施できない事業所が選択します。
3.一人一人の希望を取り入れて付与する
年間を通じてばらばらに有給休暇をとるので、事業所全体の業務には影響の少ない付与方法です。
それぞれの会社が、会社の実態に合わせて方法を選択し、就業規則で定めて実施します。
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