賃金については、労働者に確実に支給されるように、労働基準法などの法律で様々な定めが決められています。
最低賃金制度
賃金は、「最低賃金法」によって、会社が支払わなければならない賃金の最低額が定められています。この「最低賃金」は、正社員、派遣社員、契約社員、パートタイム労働者、アルバイトなどの働き方の違いにかかわらずすべての労働者に適用されます。
制裁の制限
懲戒処分の一つとして、賃金の一部を減額することを減給処分といいます。この場合、一回の減給金額は平均賃金の1日分の半額を超えてはいけないことになっています。また、複数回規律違反をしたとしても、減給の総額が一賃金支払期における金額(月給なら月給の金額)の10分の1以下でなくてはなりません。
休業手当の支払
会社の都合で労働者を休業させた場合には、労働者の最低限の生活の保障を図るため、会社は平均賃金の6割以上の休業手当を支払わなければなりません。「働いていないから給料がもらえないのは仕方ない」ということはありません。
違反の申告
賃金について、上記に違反している場合は、労働基準法に違反している可能性があります。労働基準監督署や総合労働相談コーナーに相談しましょう。
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